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海外派遣

【海外派遣】IMG Junior Golf Tour 詳細

AJGA_170626-29

3月17日~18日▽米フロリダ州デランド、ビクトリアヒルズゴルフクラブ(15歳~18歳男子6764ヤード、パー72、15歳~18歳女子5842ヤード、パー72、11歳~14歳男子5842ヤード、パー72)▽参加選手=15歳~18歳男子29名、女子19名、11歳~14歳男子4名▽JJGA派遣選手=毛利一成(高3)、長野京介(高2)、八木涼風(高1)、清水蔵之介(小6)、松原柊亜(小5)▽派遣選考試合=あるふぁくらぶジュニアチャンピオンシップ、東横インジュニアゴルフオープン

JJGAから継続して派遣しているIMG主催のIMGジュニアゴルフツアー。IMGはフロリダ州にIMGアカデミーを設け、ゴルフ、テニス、野球、アメリカンフットボールなど数多くのプロスポーツ選手を育成してきた。特に近年はゴルフに力を入れており、年20回以上のジュニア大会を開催している。2日間競技が中心だ。
今回はアメリカ有数の観光地であるフロリダ州オーランド郊外のビクトリアヒルズゴルフクラブで開催された。ブルースプリング州立公園にも近く、自然豊かな住宅地の中にある。両サイドが松林に囲まれた戦略的で難しいコース。フェアウェイも起伏に富んでおり、ショットの正確性が求められる。バンカーも多く、芝の種類やグリーンの芽の流れをつかむのに選手は苦労していた。
今回派遣されたのは毛利一成、長野京介、八木涼風、清水蔵之介、松原柊亜の5選手。前回のJJGA派遣では不完全燃焼に終わった清水と八木はもちろん、初挑戦となる毛利、長野、松原も上位入賞を目標に掲げていた。

●11~14歳男子の部●
1日目・清水 11月のタイジュニアでは納得のいく結果が出なかった清水は10番からスタート。バーディーこそ奪えないものの、パーをきっちり拾う我慢の展開。17番でようやくこの日初のバーディーを奪うも、続く18番をボギーとして折り返した。後半は1番から6番までパーセーブ。迎えた7番パー3でバーディーを奪い1アンダーとするも、最終9番パー5で手痛いボギー。前後半とも1バーディー・1ボギーのイーブン。2位のジャックには4打差つけ、首位で1日目を終えた。

最終日・清水 「アンダーを出して優勝する」と意気込んで臨んだ清水は、この日も10番からスタート。早速11番パー3でバーディーを奪うと、13番まで3連続バーディーと最高のスタート。しかし14番パー3で乗らず寄らずのボギー。「良い流れだったのに、流れを悪くしてしまった」と悔やむ。続く15、16番はパーでしのいだものの17番からは連続ボギーをたたきイーブンで折り返した。
後半に入った。1日目同様1番から4番までパーでしのぐ我慢のゴルフ。5番パー5でバーディーを奪い勢いに乗るかと思われたが、6番パー4でパーパットが決まらずボギー。それでも2位のジャックとの差は大きく開き、清水の独走態勢は揺るがない。8番パー4でボギーとし、この日は1オーバーの73でフィニッシュ。「アンダーをとれなかったので悔しい」と話した清水だが、トータル145、2位に12打差をつける圧勝で前回の海外派遣のリベンジを果たした。

●15~18歳男子の部●
1日目・長野
JJGAの海外派遣が初めての長野は1番からスタート。2番でティーショットを左の林に入れてしまいダボ、続く3、4番で連続ボギーと悪い流れが止まらない。しかし、8番で10mのパットを沈めて初バーディーを奪う。これで落ち着くかと思われたが10番ではティーショットが右の林に入ってしまいダボ。続く11番と13番は3パットでボギーと苦しい展開が続いた。そこからは落ち着いたものの、17番でティーショットを再び右に曲げ林の中に、最終ホールも2打目が林に入って連続ボギー。この日81の17位と悔しい結果となった。

1日目・毛利 海外試合は初めてという毛利も1番からスタート。4番で1mに寄せてバーディーを奪うと、6番でも3mを決めてバーディーを奪う。7番でボギーも8番では1mのバーディーパットを沈める。しかし9番パー5と10番パー4で連続ボギー。11番から落ち着いたものの14番で3パット、16番でもボギーとしてしまう。3バーディー・5ボギーの74、8位で1日目を終えた。

最終日・長野 1つでも順位を上げたい長野は、この日も1番からスタート。1番はバーディーチャンスを逃したものの、2番では「ティーショット、セカンド、パットすべて完璧」と会心のバーディー。しかし続く3番パー3、バンカーに入れてダボとしてしまう。4番と6番ではボギー、7番ではバンカーに入れてまたもダボと苦しい展開。8番ではバーディーパットを決めきれず41で折り返した。
後半に入った。10番でダボ、11番でボギーと崩したが12番でバーディーを奪う。13番でセカンドがバンカーに入りダボも、その後はパーセーブ。17番でボギー。最終18番では2オンを狙うが乗らずパー。この日も82トータル163の21位で大会を終えた。

最終日・毛利 逆転での入賞を狙う毛利も1番からスタート。2番と5番ではバーディーチャンスを逃したものの、前半9ホール全てパーと安定したパフォーマンスを見せる。
後半はバーディーこそ奪えないものの何とかパーで食い止める展開。迎えた13番でこの日初のボギーも、15番では2オンしバーディーを奪う。入賞圏に近づいたと思ったとたんそこから3連続ボギー。「上がり3ホールでボギーを打って入賞を逃してしまった」と悔やんだ毛利、この日75トータル149の6位タイで大会を終えた。

大会優勝者 15歳~18歳男子の部を制したのは最終日15番でイーグルを奪い2位以下を引き離したミック・バーネット。16歳ながらこの部門唯一のイーブン144で逆転優勝を果たした。

●15~18歳女子の部●
1日目・松原
松原は本来、11歳~14歳のカテゴリーに入るのだが、同カテゴリーの参加者が少なかったため、上位部門での出場となった。この日は10番からスタート。10番は緊張からかダボをたたくも11番パー3でバーディーを奪う。14、16番とボギーも17番バーディーで38とした。しかし後半、1番でトリプルボギーをたたくと2番もボギーとしてしまう。後半は悪い流れを立て直せず8オーバーの44。82の12位タイで1日目を終えた。

1日目・八木
前回のIMG派遣では7位タイに終わった八木。前回のリベンジを果たすべく10番からスタート。バーディーは奪えなかったもののパーをしぶとく拾う。迎えた15番パー5、3打目を1mに寄せて初のバーディーを奪う。18番でも3打目を3mに寄せてバーディー。後半4番では池に入れてしまいこの日初ボギーも、最終9番では上り9mの難しいパットを見事に沈め2アンダー。70で2位に1打差つけて首位に立った。

最終日・松原
「1打でも少なく1つでも順位を上げられるように強い気持ちを持つ」と意気込んだ松原は10番からスタート。いきなりダボとしてしまうも、この日は引きずらずその後をパーで耐える。しかし16番をボギーとすると18番は4打罰もあり、前半45と崩してしまう。
後半は4番パー4でバーディーを奪うと、他のホールもパーでしのぐ。最終9番はボギーで終えてこの日81、トータル163でフィニッシュ。最終日後半はイーブンと実力の片鱗は見せたものの、16位タイで大会を終えた。

最終日・八木
最終組で回る八木は10番からスタート。いきなりボギーをたたくも、11番で5mのバーディーパットを沈める。14番からは3連続バーディーで独走態勢を築くかと思われた。しかし直後の17番、2打目がトップしボギー、ここから連続ボギーとしてしまう。前半1アンダー35で首位を守ったものの、前日76のチャンが前半32とし3打差に迫ってきた。
後半に入った。3番から連続ボギーで苦しい展開が続いたが、他の選手もボギーで付き合い差は縮まらない。6番では7mのパーパットが入らずボギーも、他のホールはパーセーブし2位のチャンに追いつかせない。7番でチャンがボギーとすると、その後は2人ともパーで譲らずホールアウト。八木はこの日74、2日間トータル144とし、1日目の貯金を生かしてチャンの猛追を3打差で振り切り優勝を飾った。

清水蔵之介選手の話
同じ年の選手でも体格が全然違っていて、ドライバーの飛距離が凄かった。日本とは違う芝やグリーンで戸惑いました。でも、優勝できたし、とても良い経験になりました。今後に生かせると思います。

長野京介選手の話
時差ぼけや食事が普段と違うことから、体調管理の難しさを感じました。初めての海外での大会だったのでこの経験を次に活かしたいと思います。

毛利一成選手の話
アメリカはグリーンが硬くて難しく苦戦しました。アメリカの選手たちはパターがとてもうまくびっくりしました。最後に3連続ボギーで入賞を逃してしまったのが悔しいです。

松原柊亜選手の話
フェアウェイの芝の違いは分かったけど、さほど洋芝は気にならなかった。ただ、ラフに行ったときは難しさを感じました。日本では感じなかった、今後やるべき課題を見つけることができました。

八木涼風選手の話
優勝できて嬉しい。大会の雰囲気がとても良い感じで、ピリピリした緊張感はありませんでした。飛距離が出る選手が多かったです。英語を話せたほうが、試合ももっと楽しくできるのではないかと思いました。

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