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海外派遣

【海外派遣】Evian Championship Junior Cup 2017 詳細

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9月19~20日▽フランス・エビアン、エビアンリゾートゴルフクラブ(男子6068ヤード・パー72、女子5319ヤード・パー72)▽参加国=16ヵ国▽参加選手=男子34名、女子34名▽JJGA派遣選手=森下響(中2)、湯原光(中2)、湯淺芹(中2)、市村杏(中2)▽派遣選考試合=スプリングジュニアゴルフチャンピオンシップ

今回で11回目を迎えたエビアンチャンピオンシップジュニアカップは、日本勢初の連覇がかかっていた。大会は2日間で、個人戦と国別対抗戦(フランスは2チーム)の優勝を争う。ラフは洋芝で深く、グリーンの起伏やうねりは過去の大会でもジュニアたちを苦しめてきた。今回派遣された日本選手は森下、湯原、湯淺、市村の4名。5月に開催されたスプリングジュニアで優勝した湯淺、海外での試合経験が豊富な森下に、湯原、市村も潜在能力は高く、個人戦でも上位進出に期待がかかっていた。また、練習ラウンドの前日まで開催されていたLPGA大会では、今大会限りでの引退を表明していた宮里藍プロ取材のため、日本メディアも多く駆けつけていた。

【1日目】 断続的に雨が降り、時折強風も吹いた。
森下 8時30分に日本勢の先陣を切ったのは森下。「優勝したい」と強い意志を見せ、1番でバーディーを奪う幸先の良いスタート。4、7番とボギーを叩くも、「10番の4mのパーパットで流れが変わった」と、後半12番から3つのバーディーで流れを引き寄せる。16番から連続ボギーも、トータル73の3位タイと好位置につけた。

市村 女子の第1組は市村。「日本でも洋芝のコースで練習してきた」と、ほとんどの選手が苦戦していた1~6番をパーで耐える。7、8番と痛恨の連続ボギーも、9番で3打目を2ヤードに寄せて初バーディーを奪う。11番では3パットも、12番で3打目を寄せてバーディー。15番では2打目を10ヤードにつけてイーグル。この日72で2位タイ、首位と1打差につけた。

湯原 JJGAの海外試合は初めての湯原は市村の次の組でスタート。「パッティングとアプローチがダメだった」と、1番でいきなりダボとつまずいてしまう。2~4番はパーでしのぐも、6番では4パット、さらに11番から3連続ボギーと苦しい展開。終盤、15番と18番でバーディーを奪い浮上のきっかけをつかんだものの、81の23位タイで初日を終えた。

湯淺 日本勢の最後は湯淺。「団体戦で優勝できるように頑張る」と意気込んだが、3番でロストを2回して9打も叩いてしまう。その後もバーディーを奪えない苦しい展開。しかし12番で初バーディーを奪うと、15番では2mのイーグルパットを沈める。終盤持ち直したものの、この日は80の18位タイで終えた。

団体戦 国別対抗戦は各国4選手のうち、成績上位3選手の成績を採用する。日本は72の市村、73の森下、80の湯淺の成績が採用された。1日目を終えて1位は米国の208。225で2位タイの日本とフランス2に17打差をつけた。225から231までの6打差に6ヵ国が入り、2位以下は混戦模様だった。

【最終日】 最終日は気温も上がり、穏やかな気候に落ち着いた。
湯原 「アンダーで回ろう」と強い気持ちで臨んだ湯原は9時28分にスタート。1番でボギーも、前日苦しんだ6番でバーディーを奪った。そこからパーでしのぎ調子を取り戻したかに見えたが、11番でティーショットをひっかけてしまい林の中へ。3打目も出すだけ、4打目はバンカーと悪い流れを断ち切れない。この日80、23位でフィニッシュした。

湯淺 前日80の湯淺は「前日より1打でも少なくプレーしよう」と、前日苦戦した前半を1ボギーでしのぐ。バーディーパットが決まらなかったものの、要所を締めて3番から13番まで11ホール連続パー。14、15番と連続ボギーも最終18番をバーディーで締めてこの日74、2日間トータル154の10位まで持ち直した。

森下 男子最終組の森下は、「首位と4打差なので、攻めないと勝てない」と逆転優勝へ強い決意を持って臨んだ。2番ボギーも3番でバーディーを奪いすぐに取り返す。7番と9番でもバーディーを奪い、首位のヴァンパリスに肉薄した。しかし12番でグリーンに乗らずボギー、13番で取り返すもその後はバーディーパットを決められず差を縮めることができない。最終18番でバーディーを奪いこの日71、2日間トータル144、惜しくも2位に終わった。結局、初日69の貯金を生かしたヴァンパリス(米国)が140で優勝を飾った。

市村 「最後まで諦めず、自分を信じてプレーすること」を心がけた市村も、女子最終組でスタート。前半1番と5番でボギーも、6番で110ヤードから4ヤードに寄せてバーディーを奪う。「6番で流れが変わった」と10、12、15番とバーディーを奪い、激しい首位争いを繰り広げる。18番で3打目を1ヤードに寄せてバーディーでフィニッシュ、この日2アンダー70で前日1位のパノ(米国)を逆転したものの、前日5位のマルシランド(フランス)が上がり2ホールでバーディーとイーグルを奪いこの日5アンダーの67、トータル140で大逆転。2日間トータル142の市村は、優勝に届かず2位に終わった。

団体戦 日本は142の市村、144の森下、154の湯淺の成績が採用され、2日間合計440の2位で終えた。前日1位の米国は危なげない戦いぶりを見せ、トータル427で団体戦優勝を飾った。日本以外はスコアを伸ばせず、3位フランス2と日本とは11打差まで広がった。

【選手コメント】
森下 響選手
ドライバーの飛距離が他の選手より50ヤードくらい勝っていた。いろんな国の選手とゴルフを通じて交流できてよかった。同組の選手と簡単な会話はできたけど、もっと英語を勉強します。

湯原 光選手
ラフが重くて、フェアウェイも入り方によって距離が大きく変わりました。アプローチやパターが悪すぎてスコアが出なかった。今回のエビアンでの貴重な体験を次に生かしていきます。

湯淺 芹選手
ドライバーやアイアンは通用したけど、ショートゲームが課題なので練習を頑張ります。海外での大会は日本と違う部分がたくさんありました。日本にとどまらず海外でプレーしたいと感じました。

市村 杏選手
同じ組に日本語を勉強している子がいたので、楽しく回ることができました。直前に洋芝で練習してきてよかった。150ヤード以上のショットを正確に打つことが課題だと気づきました。

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