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海外派遣

【海外派遣】AJGA Kansas Junior at Buffalo Dunes 詳細

AJGA_170626-29

6月17日~20日▽米国カンザス州ガーデンシティ、バッファローデューンズゴルフクラブ(男子6800ヤード、パー72、コースレート74・3、女子6008ヤード、パー72、コースレート74・5)▽参加選手=男子88名、女子39名▽JJGA派遣選手=泊隆太(中3)、田中珠蘭(中3)▽派遣選考=タイガー魔法瓶プレゼンツ石川遼カップ、スプリングジュニアゴルフチャンピオンシップ

今年で7年目を迎えるこの大会。アメリカ中西部に位置するカンザス州ガーデンシティにあるバッファローデューンズGCで開催された。農場と牧場に囲まれた人口約3万人の小さな町のゴルフコース。高低差はないものの左右にある膝まで伸びたラフがプレッシャーをかけてくる。ドッグレッグも多く距離は短いが戦略的なコースだ。
この大会にJJGAから派遣されたのは泊隆太、田中珠蘭の2人。2人とも海外での試合は初めて。急成長を遂げている2人が初の舞台でどこまで躍進するか、期待が高まった。

1日目 【泊】「楽しみでしょうがなかった」という泊は8時10分に10番からスタート。13番をボギーとすると、15、18番もボギーとしてしまう。後半1番も木の下に行ってしまいボギー。しかし、4番で3mのスライスを決めて初バーディーを奪う。5番ボギーのあとはパーでしのぎ76でホールアウト。「ティーショットでフェアウェイをキープできなかった」と悔やんだ泊、43位タイスタートとなった。
【田中】「海外試合は初めてで緊張気味」という田中は11時50分に1番からスタート。いきなりボギースタートすると、緊張からか3番でも3パットしボギーとしてしまう。4番で5mのラインを読み切って初バーディーを奪うも、5番では3パットしボギー。6番で7mのバーディーパットをねじ込む。9番でティーショットを右に曲げてボギーも、10番ですぐにバーディーで取り返す。11番で1mのパターが入らずボギーとするが、ここから5連続パーとようやく落ち着く。しかし17番から連続ボギーとし76でホールアウト。「ショットは良かったけど、パターとアプローチが悪かった」という田中、それでも12位とまずまずのスタートを切った。

2日目 【泊】巻き返しを誓う泊は12時40分に1番からスタート。4番でチップインバーディーを奪うも、7番パー5でバンカーショットが寄らずボギー。しかし気落ちせずその後はパーで耐える。迎えた12番をボギーとすると、16番でも寄らずボギー。この時の予選カットラインは2日間で151と危ない位置になっていた。それでも17、18番といずれもロングパットを沈めてパーセーブ、74でからくも予選をクリア。「バーディーは奪えなかったが、トラブルが多いわりに耐えることができた」と泊は32位タイで2日目を終えた。
【田中】上位進出を狙う田中は7時20分に10番からスタート。13番までは落ち着いてパーセーブするも、14番から連続ボギーとしてしまう。それでも16番からパーを拾うと、後半2番で120ヤードから放った2打目が入りイーグル。5番でセカンドを木に当ててボギー、最終9番で奥から狙ったパターが入らずボギーとこの日は74でホールアウト。「イーグルが取れたのは良かった」と前を向いた田中、順位も1つ上げて11位となった。

最終日 【泊】「一打一打大切にプレーすることを心がけたい」という泊は7時20分に1番からスタート。連続ボギーでスタートとすると、6番ではパットが合わずボギー。後半10番ではロストしてダボ、11番ではティーショットが左に曲がりボギーと苦しい展開。それでも12番でパーセーブし悪い流れを止めると、「13番以降はアイアンがすべて1ピンに寄った」と本来の輝きを取り戻す。17番からは意地の連続バーディーでスコアを2つ戻し76、3日間トータル226でフィニッシュ。「バーディーが最後の2つだけなのが悔しい」と残念がる泊、38位タイで大会を終えた。
優勝はカリフォルニア在住のジェレミー・ユン(17歳)。5アンダー211で最終日に追いつかれるもプレーオフでは1ホールで決着をつけた。AJGA主催大会3度目の挑戦でうれしい初優勝を飾った。
【田中】「いつも通りのプレーができるように落ち着いて回りたい」という田中は8時に1番からスタート。3番で4mのスライスを入れると、4番では13mのロングパットをねじ込んで連続バーディーを奪う。6番でアプローチをミスし初ボギーも、7番ですぐにバーディーを奪い入賞圏内に向けて意地を見せる。しかし後半10番、ドライバーをひっかけて左のラフに入れてしまいボギー。それでも気落ちせず11番以降はパーセーブする。迎えた15番、1mのバーディーチャンスを決めると、なんとここから3連続バーディーで一気に上位へ。最終18番ではあわやチップインバーディーの完璧な寄せでパー、この日は前後半とも34の4アンダー68、3日間トータル218でフィニッシュ。「10番で焦るプレーをしたけど、その後しのげたのが大きかった」と笑顔の田中、4位にジャンプアップも3位入賞には2打及ばなかった。
優勝は2アンダー214でフロリダ在住のティアンニ・ジュアン(17歳)。田中とは最終日を除き同じ組だった。インタビューでは「10度目の挑戦で初優勝できてうれしい。親や友人に感謝したい」とニッコリ。

泊隆太選手の話
大会はとても楽しくプレーできる雰囲気だった。アメリカの選手は、少しミスしてもすぐ取り返してきた。もっと力をつけて飛距離を伸ばしたい。楽しく試合することをこの大会から学んだので、日本でも楽しくプレーしたいと思います。

田中珠蘭選手の話
初めての海外試合で緊張したけど、いつもと違ったコースで攻め方やどうやって打つのかなど、学ぶことがたくさんあっていい経験になりました。最終日には2日目までの経験を活かして68を出すことができ、今後の自信につながります。

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