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海外派遣

【海外派遣】IMG Junior World FL Challenge 詳細

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12月14日~16日、米国フロリダ州サラソタ、ロングボートキークラブ&リゾート・アイランドサイドコース(高校男子6720ヤード、パー71)、サラベイカントリークラブ(高校女子6429ヤード、パー72)、パームエアーカントリークラブ(小中男子6288ヤード、パー72、小中女子5523ヤード、パー72)、▽JJGA派遣選手=吉本龍斗(高3)、鈴木晃祐(高3)、松岡華(高3)、勝見梓(高2)、貞永葵生(高1)、隅内雅人(中2)、大岩慶尚(中2)、橋詰海斗(小6)、遠藤来夢(小6)▽派遣選考試合=サマージュニアゴルフクラシック、あるふぁくらぶジュニアチャンピオンシップ、東横インジュニアゴルフオープン、チームタイガー

1日目 予報よりも悪天候の中スタート。午後には小雨になったものの、今度は強風に悩まされ難しいラウンドとなった。

【吉本】 インコースからのスタート。10番はティーショットが右の池に捕まりボギー。12番は2打目をグリーン右に外し、アプローチも寄らず3パットのダボ。次第に強くなる雨風もあり、その後はバーディーを奪えず80と崩れて、35位タイと出遅れた。

【鈴木】 吉本の1組後ろでスタート。12番で8mのバーディーパットを決めてアンダーが先行した。嵐のような天気の中13番から17番までパーでしのぐが、18番で右に曲げヤシの木が邪魔になり出すだけ。ボギーとして36で折り返す。2番ティーショットを右の池に入れてボギー。4番ティーショットを左に曲げ、木が邪魔になり右からフックをかけようとするも隣のホールに行ってボギー。雨が止み晴れてきたが、6番アプローチが寄らずボギー。8番パー3は左奥に外し3パットのダボ。9番も2打目を池に入れてダボとし42。この日78で23位タイ。「上がり2ホールを耐えられなかった」と悔しがった。

【貞永】 「自分の実力がどれくらい通用するのか楽しみ」という貞永は11時09分にスタート。1番でいきなりダボとしてしまう。2番パーで落ち着いたように見えたが、5、6番連続ボギーとする。7番は池に入れてダボ。8、9番とまたしても連続ボギーと悪天候に翻弄された。しかし後半、10番で5mのバーディーパットを決めると、11番こそボギーとしたが、その後はパーセーブ。17番でバーディーを奪い44・35の79。「雨と風に対応できなかった」と肩を落とす貞永、6位で終えた。

【松岡】 「初めての海外だけど自分の力を発揮したい」という松岡は11時45分スタート。悪天候の影響を受けてまさかの6連続ボギーと最悪のスタートを切る。7番で1mに寄せてバーディーを奪うも、8番から4連続ボギー。12番でパーセーブも13番から4連続ボギーと、悪い流れを断ち切れない。18番もボギーとし、前後半とも43の86。「雰囲気に飲まれて切り替えられなかった」とがっくりの松岡、18位タイとする。

【勝見】 同じく海外初挑戦の勝見は「普段通りのプレーをする」と12時21分スタート。2番でアプローチをミスしボギーとすると、5番でもボギー。7番も寄らずボギーとするが、9番では3打目を3mに寄せてバーディーを奪う。これで落ち着いたか、10番からはパーセーブ。14番と16番のボギーの後、最終18番も右に曲げて出すだけのボギー。38・39の77。「強風と大雨の中耐えた」と自己評価した勝見、他の選手が崩れるのを尻目に2位と好スタートを切った。

【隅内】 海外派遣3度目の隅内は8時12分に1番スタート。ドライバーが曲がり林に2度入れるも、何とかパーでしのぐ。6番で池に入れてボギーも、8番で2mに寄せて初バーディー。後半も強風にあおられドライバーが曲がるがパーでしのぐ。16番で20センチにつけてバーディーを奪うも、17番で3パット、18番では池に入れて連続ボギー。「パターは良かったがドライバーが曲がった」と悔やむ隅内、36・37の73。5位タイにつけた。

【大岩】 大岩は7時54分に10番スタート。11番で5mのバーディーパットを沈めると、13番でも追い風を生かし1mに寄せてバーディーを奪う。その後バーディーチャンスを生かせずにいると、18番でバンカーに入れてボギー。後半1番パー5でバーディーを奪うと、3番でも5mの上りを読み切りバーディー。最終9番でバンカーに入れてボギーとしたが、前後半とも35の2アンダー70。「11、13番のバーディーでよい流れを作れた」と笑顔の大岩、1日目首位と最高のスタートを切った。

【橋詰】 橋詰は8時30分に10番スタート。小学生とは思えないドライバーの飛距離を武器に果敢に攻める。14番パー5、1・5mを決めバーディー。18番バンカーから1回で出すことができずにダボ。後半に入って4番バンカーに入れ目玉でボギー、6番バンカーに入れて寄らずボギー。この日はバンカーに苦戦して3オーバーの75、8位タイ。

【遠藤】 海外初挑戦の遠藤。1番パー5、3打目を2mにつけバーディー。幸先の良いスタートを切った。3番2打目を30センチにつけバーディー、2アンダー。6番ではパーオンするも3パットでボギー、9番も寄せ切れずボギーでイーブンとする。15番は3パットしダボとしたが、18番で2打目を1mにつけてバーディー。この日74、6位タイとした。

2日目 午前中は降ったり止んだり、午後から晴れた。

【吉本】 この日もスタート時から雨。午後になってようやく太陽が顔を出した。巻き返しを図りたい吉本だが1番ティーショットを右隣のコースに外す。アプローチも寄らすボギー。2番右の池に入れてボギー。3番もボギーとしたが、4番2mを決めて初バーディーを奪う。しかし、ショットが安定せず7、8番と連続ボギーで39。後半はボギーとバーディーを繰り返したがボギーが先行して38。この日は77で40位タイに後退した。

【鈴木】 2番で1m強のパーパットを外してボギーとするが、3番バーディーですぐに取り返す。6番2打目を左に曲げてボギー。1オーバーの36で折り返す。13番2打目を1m半につけてバーディー。14番ティーショットを左の池に入れてボギー。16番パー5、2打目230ヤードを5Wでピン奥2mに乗せてイーグル。18番2打目をバンカーに入れ目玉。ボギーとして1アンダーの35。この日イーブンの71で12位タイと順位を上げた。

【貞永】 6位から順位を上げたい貞永は12時19分スタート。1番でいきなりボギーとするも、2番では6mのバーディーパットを沈める。4番パー3でもバーディー。5番と7番でボギーとするも、前半を1オーバーで折り返す。後半に入り11番でボギーも14番では5mのスライスを読み切りバーディー。16、17番を連続ボギーとするも、37・38の75。「ドライバーが良かった」と前を向いた貞永、7位となった。

【松岡】巻き返しを胸に松岡は11時43分スタート。1番と4番をボギーとするも、5番でパーセーブし悪い流れを止める。7番では3mのスライスを沈めてバーディー。9番では2打目をOBし痛恨のボギー。後半は13番までパーセーブすると、14番パー4で2mに寄せてバーディーを奪う。16番はアプローチが寄らずボギーとするも、39・36の75。「初日の反省を生かし、手前から攻めてショートゲームで拾うことができた」と収穫を語った松岡、9位まで一気に順位を上げた。

【勝見】 前日2位の勝見は11時07分にスタート。1番をボギーとすると、2番も3パットでボギー。3番ではバンカーに入れて3パットのダボと苦しい立ち上がり。5番でも1打目が風に乗ってクリークに入りダボ。しかし7番をチップインバーディーとすると、9、10番と連続バーディーで流れを変える。13番パー3で乗らずボギーとすると、16番でもパーパットがショートしボギー。それでも17番は1mに寄せてバーディーを奪い、40・36の76。「ショットは良かったが、ショートゲームがダメ」と悔しそうな勝見、4位タイとした。

【隅内】 上位に食い込みたい隅内は8時12分に10番スタート。曲がっていたドライバーがこの日は安定し、フェアウェイをキープ。12番で5mのバーディーパットを沈めると、その後はパーセーブでしのぐ。後半7番で2打目が林に入り初ボギーとするも、続く8番でバーディーを奪う。この日は35・36の1アンダー71。「ドライバーは良くなったけどアイアンが良くない」と隅内、それでも2位タイに順位を上げた。

【大岩】 首位スタートの大岩は8時30分1番スタート。2番でバンカーに2度入れてダボとすると、バーディーチャンスを生かせない苦しい展開。7番で3パットしボギーも、8番で50センチに寄せて初バーディー、悪い流れを止める。後半12番でバーディーチャンスから3パットしボギーとするも、13番から連続バーディーを奪う。17番でバンカーに入れてボギーとし、38・36の74。「ドライバーは良かったがパターが悪かった」と悔しがる大岩、2位タイに後退した。

【橋詰】 上位進出を狙う橋詰は7時54分にスタート。1番パー5、5mを入れてバーディー発進。しかし、この日はドライバーが左右にブレる。3番は林に入れてもパーでしのいだが、4番から4連続ボギーと崩す。8番で3mのバーディーパットを決めると、9番2mを入れ連続バーディー、12番4・5m、13番も7mを決めて1アンダーに戻す。いい流れになったが16番1打目を池に入れてダボ。5つバーディーを取ったが73で7位タイとした。

【遠藤】 上位をうかがう遠藤は9時24分に10番スタート。17番までパープレー。18番では2打目がダフりボギーで折り返す。後半の1番パー5をバーディー。5番は5mを入れバーディー。7番はティーショットが池に入りボギー。9番2mを入れバーディー。この日1アンダーの71。自己ベストを更新して2位に順位を上げた。

最終日 明け方は15度だが日中の最高気温は25度。雨もなく風も穏やか、ようやく晴れてフロリダ日和となった。

【吉本】 2日間のスコアは忘れて仕切り直しスタートの1番、ティーショットを右の池に入れ、3打目をグリーン右に外すが、ロブショットで寄せてボギーでしのぐ。すると2番で3mを決めてバーディー。3番もバーディーとしたが4番池に入れボギー。ショットが安定しない。7番ダボ、8番ボギー、9番トリプルとし6オーバー41で折り返す。後半11番ボギー。12番2m、13番3mを決め連続バーディー。15番池に入れダボ。16番と18番をバーディーで締めくくって1アンダーの35。ようやくアンダーが出て笑顔の吉本。この日6バーディーを奪ったが76、トータル233、42位タイで試合を終えた。

【鈴木】 上位フィニッシュを狙ってスタート。4番2打目を80センチにつけてバーディー。5番パー3も1mにつけてバーディー。2アンダーとする。6番2打目がショートしてバンカー。寄せるがパーパットが右に外れボギー、流れを断ち切ってしまう。7番は縦に長いグリーン。20mのバーディーパットを3パットしてボギー。8番パー3、右カラーに乗せたがアプローチが寄らず3パットしてダボ。2オーバーの37で折り返す。その後も流れを取り戻せずボギーが先行。最終18番2段グリーン下からのロングパットが入ってバーディーとしたが39。この日76、トータル225、19位タイの結果となった。

【貞永・松岡】

「首位と5打差なので攻めていきたい」という貞永と、「目の前の一打一打を大切にする」という松岡は10時42分に同じ組でスタート。松岡は2番をボギーとすると、そこから3連続ボギーとしてしまう。貞永は4番で2mに寄せてバーディーを奪う。7番パー5、貞永が池に入れてボギーとすると、松岡もバーディーパットが入らず3パットのボギー。松岡はそこから3連続ボギーとし、前半を42で折り返した。貞永はその後パーセーブしイーブンでしのいだ。後半、10番で2人仲良くバーディーを奪う。12番で貞永バーディーに松岡ボギー。その後は2人ともパーセーブするも15番で松岡がボギー。貞永は17番で1mに寄せてバーディーを奪う。松岡は後半37と耐えたが79。「アプローチでパーセーブしづらいところに打ってしまった」と悔やんだ松岡は3日間トータル240、13位タイで終えた。貞永は後半3アンダーとし36・33の69でフィニッシュ。惜しくも入賞を逃したが、223の4位で大会を終えた。

【勝見】

「入賞圏内を狙う」と意気込む勝見は10時51分スタート。2番で1mにつけてバーディーを奪うも、6番でバンカーをミスしてボギー。7番では2打目を池に入れて連続ボギーとする。それでも9番でバーディーを奪ってイーブンに戻し、入賞に向けて意地を見せる。後半、12番で3パットしボギーも、13番では1mにつけてバーディー。しかし14番で1打目を左に曲げてボギーとすると、16番もボギーと終盤失速し後半2オーバーの74。「難しいパーを拾えたけど、もったいないボギーがあった」と反省する勝見、227の6位で大会を終えた。

【隅内・大岩】 逆転優勝を目指す大岩と隅内は最終組で9時24分に1番スタート。1打差の首位に立つ黒田優稀(中2)を追う。2番で大岩が3パットのボギー。4番で隅内池に入れてダボ、黒田もボギー。7番で黒田が初バーディーを奪うと、隅内は1mのパターを外し痛恨のボギー。8番で黒田ダボ。追い上げるチャンスに大岩もボギーでお付き合い。9番パー3で隅内のボギーに、黒田バーディーで突き放す。前半を終えて首位の黒田を2打差で大岩、4打差で隅内が追う展開となった。後半に入った。11番で隅内が2mの下りのパットを入れてバーディーで3打差。大岩は12番と15番をボギーとし後退。隅内は14番パー5でイーグルチャンスにつけるもパーでチャンスを生かせない。黒田は15番でボギーとするも最終18番でバーディーを奪いこの日73。トータル216で優勝を飾った。隅内は75の219で、何とか2位を死守。3位は219でリー・チェンギ(中国)。大岩は76の220とし、4位で大会を終えた。

【橋詰】 橋詰は隅内と大岩に追いつくことを目標に、9時06分にスタート。1番、ティーショットを曲げるがパーでしのぐ。その後パーを続けたが、9番バンカーに入れて寄らずボギー。12番もバンカーから寄せきれずボギー。入賞圏から遠のく。15番で3パットのボギーとすると17、18番も3パットのボギーとし77、トータル225の10位タイで海外初挑戦を終えた。

【遠藤】 「思いがけず最終組となり緊張感はあるが、ベストを尽くしたい」という遠藤は8時21分に1番スタート。首位を4打差で追う。3番でパーオンし30センチにつけるも3パットしもったいないボギー。15番は2打目をグリーン手前につけるも寄せ切れずボギー。17番は深いラフからのアプローチが寄らずボギー。この日はバーディーを奪えず37・38の75。トータル220の4位タイ、入賞に1打届かなかった。

吉本龍斗選手の話
いいプレーをすることができなくて悔しい。特にショットとアプローチが悪かった。コースは池が多く、風が強く、うまく対応することができなかった。アメリカで試合をするのは初めて、とてもいい経験をさせてもらいました。この経験を練習に活かして頑張りたい。それと、英語が話せるようになった方がいいと思った。
鈴木晃祐選手の話
自分のプレーができなかった。ドライバーが曲がって、パーを取るのが精一杯。得意のショートアイアンも最終日は曲がったり距離が合わなかったり、とても悔しい。グリーンは速く、風が強く、池がいたるところにあり、狭いコースだった。日本には滅多にないコースで、良い経験になりました。この経験を今後の海外試合で活かしたい。
貞永葵生選手の話
雨や強風といった難しい状況に対応できずスコアを崩してしまったのが課題。グリーンがとても硬くてやりづらかった。海外の選手はアプローチの場面でFWやパターを使っていて、発想が日本人と違うと感じた。
松岡華選手の話
アメリカの芝は短くてばらつきがあり、グリーンもとても硬かった。2日目以降はコースマネジメントを心掛け、手前から攻めることができた。練習を重ねてどんな試合でも自分の力を最大限出せるようにしたい。
勝見梓選手の話
グリーン周りのラフからのアプローチが難しかった。海外での試合は初めて、慣れない環境での試合でいつも通りプレーする難しさを感じた。自分でリズムを作るコツをつかめた気がするので、今後に活かしたい。
隅内雅人選手の話
2日目を終えて首位と1打差だったので優勝したかった。芝が日本と違い、粘りがあった。アメリカのコースを体験して勉強になったので、もっと練習してよいスコアを出せるようにしたい。
大岩慶尚選手の話
1日目で首位になったのに4位に終わったのはとても悔しい。次に海外に来ることがあれば絶対優勝したい。グリーン周りのラフは一本一本根が強く、タッチを合わせるのが難しかった。
橋詰海斗選手の話
海外は初めてで打ったことのないラフに驚いた。ドライバーは通用したがショットの安定性が課題に残った。同組の選手の会話を聞き取ろうとしたが分からなかった。英語の大切さを学びました。
遠藤来夢選手の話
最初は不安しかなかったけど、3日間楽しくプレーできた。中学生を相手にあまり飛距離を離されなかったのは自信になりました。グリーン周りのアプローチを練習して次に活かしたいです。

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